アニメ業界の仕事|アニメ脚本家

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日本のアニメは、日本人だけでなく世界の人々すらも魅了してしまうほどのクオリティーの高さを有しています。
アニメの人気が依然として高い要因として、声優や監督などがついピックアップされがちかもしれませんが、そこに脚本家の存在も忘れてはいけません。
アニメは物語であるので、脚本家がいなければそもそもアニメは成り立ちません。
今回はアニメの脚本家の仕事について、色々見て行きたいと思います。

アニメ脚本家の仕事

脚本家とは物語の骨格作りと進行を担う人の事で、仕事はそれに準じたものになります。
より具体的に述べると、基本的にアニメ制作は、監督と脚本家が協力して物語のプロットを考案する事からスタートします。
原作がある場合はもちろんそれに沿った形となります。ですがアニメの放送時間、いわば尺は限られているので、それも考慮した上で全てを忠実に再現するのか、もしくは一部だけを再現するかを決めなければなりません。
次にプロデューサーに確認してもらいながらプロットを決め、ストーリー展開やキャラ設定も盛り込んでいき、脚本(シナリオ)を練っていきます。
しかしアニメは基本的に複数回(1クール等)放送されます。その場合は、シリーズ全体の流れを決定するためのシリーズ構成を、まずは練る必要があります。

アニメ脚本家になるには

アニメ脚本家には、物語の構成力やキャラクターの心情などを汲み取る力が必須となります。その他にも現実との擦り合わせという意味で、尺を考慮し原作から必要な部分だけを抽出する力も求められます。
ですが、それらは原作があってこそです。自分で1から物語を練り上げる場合は、経験や想像力は必要不可欠な要素なのではないでしょうか。
そしてアニメ脚本家という仕事をするには、シナリオコンクールで入賞するか、アニメ制作会社に就職するか、専門学校でコネを作るなどが挙げられます。

どんな人が向いてる

アニメ脚本家に向いている人は、物語に貪欲で根気がある人です。
自分だけが持つ世界観のみで活躍できる人はほんの一握りなので、ありとあらゆる物語に触れる必要があります。
そのためアニメだけでなく、映画やドラマ、小説などにも興味を持っていれば、自分の可能性を広げられます。
そして、脚本家は自分が執筆したシナリオの修正や書き直しを要求される場面が往往にしてあります。それに屈しないためにも、相応の根気も求められます。

まとめ

アニメの脚本家という仕事で活躍できる方は、限られています。
ですが、脚本家がいるからこそアニメは成り立つので、そこにやりがいを感じている人は大勢います。
物語としてのアニメに興味がある方は、脚本家に是非興味を持っていただきたいです。

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