アニメーターの勤務時間や休日について

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アニメーターは一般企業に勤める正社員とは違い、勤務時間や休日が定まっていないことが多いです。
今回はそんなアニメーターの勤務時間や休日の実状、勤務時間や休日が不定期な理由について述べていきたいと思います。

勤務時間も休日も特に定まっていない

勤務時間

アニメーターの勤務時間は基本的に定まっていません。それはフリーランスとして働いているアニメーターが多いことに理由があります。フリーランスは働けば働くほど沢山稼げるというようなメリットがあるものの、アニメーターの仕事の場合は動画1本あたりの単価が安いです。そのため、生活費などを稼ぎたい人は自然と長時間労働になりやすく、中には寝る間も惜しんで働いている方もいるようです。当然、作業のスピードを上げることで勤務時間を短縮することは可能ですが、そもそもの単価が安いために十分な生活費を稼ぐ為には結局のところ長時間労働になってしまうのが現状です。

一方、会社で正社員として働いているアニメーターの場合、勤務時間は会社によって定められているため労働時間が不安定になる心配はありません。時には残業する事もありますが、労働基準法に守られている以上はフリーランスのような過酷な状況に陥る事も無いでしょう。

休日

フリーランスのアニメーターの場合、好きな時に休日を取ることが出来ます。平日でも土日でも休みたい時に休めるので、拘束に縛られずにある程度自由に動ける点はフリーランスの長所と言えるでしょう。しかしアニメーターだけで十分な生活費が得られない人などは、収入面を気に掛けて土日も働くケースが少なくありません。

一方で正社員の場合は会社が休日を指定しているケースが多く、定期的にプラベートの時間を取ることが出来ます。ただアニメーターは基本的に締め切りという概念が存在するため、正社員とは言え、時には休日が不定期になる事もあるでしょう。

それでもアニメーターの人気は後を絶たない

アニメーターは長時間勤務が多い傾向にあり、休日も不定期であるためプライベートの予定を中々立てられないといった事が多いです。しかし、そんな現状でも将来アニメーターを志望する人は後を絶ちません。アニメ制作のノウハウを学習するアニメ専門学校などでは毎年沢山の新入生を迎えています。

アニメーターという職業が人気である理由として、やはり「好きなアニメを仕事にしたい」という人が多いからでしょう。実際に、現役のアニメーターのほとんどが、ある程度の苦労を覚悟しながらもアニメーターに対する強い信念を持って働いています。

まとめ

アニメーターはフリーランスが多く単価の安い仕事が中心となっているため、勤務時間や休日が不定期になりやすい職業です。そんな中でもアニメーターの多くは強い信念を持って日々業務に携わっており、将来アニメーターを目指すという人だって年々増え続けています。順調にスキルを磨いて行けば、作画監督などといった上の役職を狙うチャンスにも繋がりますし、アニメーターの職業はまだまだこれからです。

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